最初にPRを2つ。
3月19日に4月号発売！
『スポーツイベント・ハンドボール』の4月号が3月19日に発売となります。
3月末に開催される、春の中高生の全国大会・全国高等学校選抜大会（高校センバツ）、春の全国中学生選手権大会（春中）、そして、パリ・オリンピック出場をめざす日本女子代表・おりひめジャパンが臨む4月のオリンピック世界女子最終予選。この3大会をじっくりと展望しています。ぜひ、お買い求めください。
「春中」運営充実のためのクラウドファンディングを日本協会が実施中
日本ハンドボール協会（JHA）は、3月24日（開会式は23日）から福島県で開催される春中の運営を充実させるために、クラウドファンディングを2月29日から開始しています。
本来は富山県氷見市で開催されるはずだった同大会ですが、1月1日の令和6年能登半島地震の被害により、その開催が難しくなり、急きょ代替地を探す中で手をあげた福島県に開催地が移りました。
そのために費用面の変動が発生し、それを少しでも補うためにJHAがクラウドファンディングを実施する運びとなりました。この額の多寡によって春中が開催できない、ということではないということですが、興味を持った方は、ぜひ上のリンクからページをのぞいてみてください。
トヨタ車体が初の外国人選手獲得を発表
●ポーランド代表経験者の右バックをキェルツェから獲得
日本ハンドボールリーグ（JHL）の男子で現在首位を走るトヨタ車体。今季からチーム初となる外国人指揮官のラース・ヴェルダー・ヘッドコーチ（デンマーク）を迎え、新しい刺激の中で5シーズンぶりのプレーオフ優勝に向けて快走を続けている。
その車体が3月6日、新外国人選手の獲得を発表した。ポーランド代表経験も持つ左腕、パウエル・パチコフスキー（Powel Paczkowski）だ。
パウエル・パチコフスキー／1993年6月14日生まれ、ポーランド出身／195cm・99kg／BP／左利き／プウォツク（ポーランド）→ダンケルク（フランス）→キェルツェ（ポーランド）→ザポリージャ（ウクライナ）→ヴェスプレム（ハンガリー）→メシュコフ・ブレスト（ベラルーシ）→キェルツェ／ヨーロッパカップ戦通算190ゴール。
この発表には2つの驚きがあった。
まず、車体にとっては最初の外国人選手獲得だったこと。
そして、この発表が5月まで続く今季の途中加入ではなく、「来季」の2024－25シーズンからの新加入選手の発表だったことだ。
1つ目について、車体の門山哲也チームディレクターは、「これまで日本人選手だけで戦うことにこだわってきたが、それがチームが突き抜けることへのフタになっていた面もあると思う」とし、「昨年、ラースをヘッドコーチに迎え、チームの中にいい刺激があり、新しい風が吹いた。これまでほとんど国内移籍もなく、同じ顔ぶれで活動してきたため、絆も強いが、外からの刺激が少なかったのは事実。
新しい風を受けて伸びた選手も多く、次にできることはと考えた結果、新しい選手を迎えようということになった。
パウエルの加入で日本人選手にももっと成長してもらいたい。彼らを大事に育てていくだけではなく、高いレベルの競争をして成長してほしい。それがチームの成長につながると思う」と、外国人選手獲得の理由を説明した。
チーム初の外国人指揮官となったラース・ヴェルダーヘッドコーチ。これまでの実績などにとらわれない起用法などで、チーム内の競争力も上がっている。 【プロフィール】1965年10月15日生まれ、デンマーク出身、現役引退後指導者に転身。母国のクラブ、ヴィーラム・ソルゲンフライを皮切りに、フレンスブルク（ドイツ）、ヴェレニエ（スロベニア）、プウォツク（ポーランド）、バイア・マーレ（ルーマニア）、ポルト（ポルトガル）など数々の強豪クラブを含め、じつに9ヵ国で指揮をとった。日本が10ヵ国目になる。
●新しいチャレンジとこれからへの準備
2つ目の「来季の獲得選手発表」についても、車体なりのちょっとしたチャレンジがあった。
